突然やってくる終わり
突然、足に激痛が走った。
とても嫌な痛みだった。
くるぶしの上の方、スネの外側、骨の脇の辺り。
始めは、足がつるのかと思ったがふくらはぎの筋肉では無いようだ。
私は思った。
血栓ではないか?
少し揉んでみる。
痛みは和らぐどころか酷くなる。
顔が痛みに歪んでいく。
じっとして居られない。
兎に角トイレに行こう!
どうにか立ち上がるが足が着けない。
息子がトイレに起きてきて心配する。
私「先にトイレ行って」と言い、布団を敷きに寝室へ。
痛みを堪えて布団を敷いていると、息子が「手伝おうか?」と気遣う。
私は「大丈夫、少し収まったし」と言いながら、動いて気を紛らわさないと痛さと不安に耐えられない。
気休めかと思いながらも湿布を貼る。
風呂には入っていないが、歯磨きをして寝ようと思い洗面所へ。
そこへ、息子がスマホ片手にやって来て「それヤバイよ、なったら次の日には死ぬ奴だよ」とか言い出す。
そんな予感はしているのに、スマホの画面を見せながら不安をあおる。
心配してくれるのはいいが、こんな真夜中に救急車とか呼べないよ。
て言うか、二度と救急車はごめんだ!
私「怖いこと言わないでぇ~」と息子に、いかにもパニック起こしたくないと言う感じで頼む。
すると、「アスリートが筋肉使いすぎた時に起こす炎症だって」と言い始めたが顔が笑ってない。
何が本当なのか分からないけど、私は検索しない!
今は落ち着いて来てるし。
救心とセニランを飲んで心拍数も下がったようだし。
不安で眠れないくらいなら、デパスを多めに飲んででも寝てしまいたい。
眠くなるまでスマホに付き合って貰おう。
出来れば、息子の言った「筋肉の炎症」でありますように。
突然の激痛で死ぬのも怖いけど、長く痛みに苦しまない様にと、神様からのプレゼントかもしれないね。
この世界にありがとう。
明日もあなたは幸せでありますように🍀